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→toto '2000

<t o t o> 傾向と対策'2001(2001.3.11作成)
ハズシまくりの2001年度Jリーグ戦力分析

特にJ1戦力ランク。どうりでtotoあたらんわけだ(7.21)

全般 (ホーム&アウェー) 下の表を見れば、昨年11位以下のチームのアウェー勝率は目立って悪い。逆に上位陣は、アウェーは勝率1.5前後(勝ち負けをフィフティーに)抑えてホームで勝点を稼いでいるのが見て取れると思う。(鹿島はHスタジアム工事中なので数字がおかしいが)
 ホーム・アウェー意識の希薄と言われているJであるが、これはtoto予想に当たって考慮すべきポイントだ。

(J1戦力ランク) また表は昨年の勝点順であるが、それと通算成績での勝点比率から単純に類推すれば
   Aグループ:柏 鹿島 磐田 横浜
       
(昨年成績・過去実績ともに強豪と呼ぶに相応しい)
   A-グループ:C大阪 G大阪
       
(昨年成績はAクラスだが、過去実績に疑問あり、単年の躍進の疑いあり)
   B+グループ:清水 名古屋
       
(過去の実績を発揮できていない。どこかがおかしい)
   Bグループ:FC東京 東京V 広島
       
(中庸)
   Cグループ:福岡 神戸 市原 札幌 浦和
       
(降格候補)
とでもなるだろう。これからの分析では、この分類を元に、移籍やチーム戦術の変化によるチームランクの変動と細分化を行い、今後の予想の基礎資料としたい。

(世代交代) 蹴球選手老いやすく技量なりがたし。チームの強さを維持するためには新陳代謝が必要だが、経費削減のみを考えた安易な若返りは弱体化のもとでもある。ベテランを核とした鹿島や柏の世代交代は理想像だ。タレントで乗り切るガンバの例は優秀な下部組織に依存した力業とも言える。ガンバのケースの失敗例は市原だろう。
 逆に、活きのいい若手が居ない(少ない・伸びてこない)チームは注意したほうが良い。主力が怪我などをしたときに穴を埋めきれずに終わってみれば低迷していたと言うことに成りかねない。2000年2ndステージのセレッソがそれにあたる。

(リビルド) 移籍や監督交代が、「補強」なのか「大改造」なのか又は経営圧縮による「弱体化」なのかは要注意事項だ。改造であっても有名な選手を集めても、組織化に失敗すれば2000年の川崎のようにあっさり降格してしまう。

(スピンアウト) 甲府は経営的にも戦力的にもJ2が厳しい。戦力面で言えば、山形にもその傾向がある。J2は降格がないため、このあたりで踏みとどまらないと、「成績の悪化→人気の低下→経営不振」という悪循環に陥る。 なお山形以外でも、湘南・新潟・水戸にその危険性が潜在する。昇格初年度の横浜FCも例外ではない。
 一応どのクラブも、なんらかの新しい血の導入で、クラブが澱むことを阻止しているようだ。だが、一番の特効薬は、もちろんリーグで勝つことである。しかし、それは
人件費のかけれないクラブにとって生やさしい事ではない。

(疲労) 昨年の1stステージ、覇を争った磐田・清水の静岡勢はステージ終盤失速した。奇しくも両クラブ共にアジアタイトル戦のファイナリストであり、日本代表に多くの選手を供給している。また磐田は、99年後半Jリーグ2ndステージを捨てアジア戦に集中したことで物議を醸したことも記憶に残っている。今年前半は、磐田・清水・名古屋がアジアとの掛け持ち組であり、その日程はチェックする必要がある。また、2001年は代表の欧州遠征が多いことも常に気にとめておくべきだ。代表戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた選手がクラブに帰ってきて動けなくなっているという事態は必ず起こる。

J1 勝敗比率
  
勝点率 得点率
'00
失点率
'00
選手
変動
戦術
変動
通算

'00

'00H '00A
55% 5% 40% 1.572 1.93 2.47 1.40 1.60 1.07 失点以上に得点し勝ちを得ているという点で、
この3チームは同類項である。
磐田 59% 4% 37% 1.710 1.83 2.20 1.47 2.23 1.40 +名波
鹿島 60% 8% 33% 1.743 1.83 1.63 1.91 1.60 0.90
横浜 57% 7% 36% 1.638 1.80 2.23 1.47 1.87 1.50 -敦   両クラブの得失点傾向の類似性に着目。
非常に攻撃的でアンバランス。故に人を引きつける要素ももつ。
が、森島や中村と言った特定選手への依存が進めば
それらの中心選手が不在時に凋落する可能性を秘める。
C大阪 46% 5% 49% 1.341 1.60 1.93 1.27 1.80 1.63
あわせ
G大阪 40% 7% 54% 1.128 1.50 1.80 1.20 1.57 1.43 2ndステージは3強に近い攻守バランスの均衡を見せた。
そのスタンスは今期持続して来ると思われる
FC東京 50% 3% 47% 1.433 1.43 1.42 1.44 1.57 1.37     セレッソ・横浜型。トゥット・アマラオのユニットに依存した。
今期は「得点パターン」を新構築できるかが成績維持の鍵。
清水 56% 6% 38% 1.611 1.40 1.73 1.07 1.13 1.20     決定力不足を守備でカバー。逆に言えば守備が崩壊すれば降格する
名古屋 50% 6% 44% 1.462 1.37 1.47 1.27 1.40 1.50      
東京V 48% 10% 42% 1.450 1.27 1.31 1.24 1.53 1.47
改造

構築
去年までの京都を思い出させる補強だ
広島 44% 7% 49% 1.302 1.23 1.60 0.87 1.33 1.33      
福岡 29% 6% 65% 0.840 1.23 1.47 1.00 1.37 1.60   得失点傾向のなんと似通っていることか。
今期、チーム体質が変わっていかない所から降格する。
神戸 32% 5% 63% 0.944 1.10 1.33 0.87 1.33 1.63 入替 ベース
アップ
市原 37% 6% 57% 1.073 0.93 1.25 0.72 1.23 1.63    
札幌 35% 12% 53% 1.029       1.78 0.55 -エメ ベース
アップ
 
浦和 41% 9% 50% 1.225       2.05 1.00   大改造  
       
京都                    
川崎 69% 8% 22% 2.03                
大分 62% 8% 30% 1.89 2.03     2.00 0.95      
大宮 54% 3% 43% 1.57 1.70     1.38 1.23      
仙台 38% 8% 54% 1.13 1.38     1.50 1.73      
鳥栖 36% 9% 55% 1.12 1.20     1.03 1.30      
新潟 46% 9% 45% 1.37 1.15     1.35 1.58      
湘南 38% 10% 53% 1.08 1.08     1.48 1.78      
水戸 38% 3% 60% 1.08 1.08     0.93 1.53      
山形 34% 8% 58% 1.07 0.83     1.00 1.53      
甲府 13% 9% 78% 0.48 0.45     0.78 2.10      
横浜FC                    
JFL編 (参考:JFL通算戦績)
チーム形態から主観に基づき分類。

優勝争い Bgp以上。
上位いじめ B〜D(+)
降格争い C(-)以下。

上位のと下位の環境に差が大きい過密日程では徐々にこの差が出てくる。
また昇格初年度では、チームの特性を作れない(発揮できない)可能性もあるが、それよりも怖いのは参戦2〜3年目で、JFLへの新鮮みを無くしモチベーションを維持できなくなることだろう。

Agp 本田
大塚
戦力はJ2クラス。大塚はJ1ヴィッセルと業務提携(?)
B(+) デンソー プロ契約選手の大量放出で戦力ダウンか
Bgp SONY
ジヤトコTT
上位2強(3強)に食い下がりたいところだ。
Cgp 北陸
佐川
国士舘
資金力や練習量でそこそこの成績?
C(-) 静岡産業大
YKK
D(+) アルエット熊本
FCK京都
熊本の場合、練習は社業が終わってから。JFL上位のセミプロとちがいよりアマチュア色が強い。教研もどんどんクラブチームとしての形態に近づいている様子。
D(+) 栃木 練習が仕事が終わってからということに加え、それぞれの勤め先もバラバラ。練習で集合するのも、アウェーで全国転戦するのも大変だろう。健闘を祈る。
Dgp 鳥取
愛媛
  横河 数字的には、横河の企業チームというより武蔵野SCという感じだ。
JFL前半戦終了時の順位
本田 佐川 大塚 デンソー ジヤトコ YKK 横河 静産 国士 熊本 北陸 愛媛 SONY 栃木 京都 鳥取

 順位的には、横河がチーム形態として妥当な位置に来た替わりに、北陸とソニーが低迷している。
 シーズン前に想定した「参戦2〜3年目でのモチベーションの低下」であろうか。
 京都は限りなくクラブチーム化したが、昇格初年度ほどの注目が集まらずチーム存続の危機にある。なにがしかの感傷や、復活へのプランのあるかたは、鶏飯御膳(救)さんの掲示板などでアドバイスを。
 クラブチームとしては愛媛が健闘しているが、鳥取は戦力的に非常に厳しい。(今年はないかも知れないが)JFLには降格もあるのだし、厳しいリーグ戦を戦うのと同時に中長期の戦略を固めて今からチーム存続・発展のための種まきも頑張って欲しい。