TACTICS OGRE
最強のゲーム

ファースト・インプレッション

 とにかくハマる。Cルートで攻略本等何も無しで、最後まで突っ走る、カチュアが自決していたおかげでロード・デニムがうたれてEND。テレビの前でしばらく凍りつく。
 しかし、このエンディングに漂う悲壮感は鳥肌ものだった。

セカンド・プレイ

 攻略本を買い、カチュアも仲間にする。またCルート。クリア前に死者の宮殿で遊んでいたら、データーが跳んだ。馬鹿姉のたたりか?

サード・プレイ

 3回目のCルートとなるセガサターンでのプレイ。ギルバルトエンディングの存在を知り、恨みの積もったカチュアをいつか殺害してやろうと、兵卒の忠誠上げに励む毎日。とか言いつつ、飽きてプレイがしばらく停滞。
 普通のグッドエンディングで良いから観ようと、先日思い出したように、空中庭園に侵攻。カチュアばかりMVPでレベルが上がるのを恨めしく思いながら、最終面。親娘の対面にしては、台詞も無く淋しい。
 エンディング自体は、ウォルスタ人の戦友が新体制に加わることなく去っていったのが、気がかりだった。

 ゲーム上、カチュアの生存するこのエンディングが、グッドエンディングといわれている。
 だが私にとって、タクティクスオウガの物語の終局は、民族と血縁に翻弄されたデニム王の非業の死をもって既に完結していた。

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AIFFを聞け

 セガサターン版タクティクスオウガは、しゃぶりがいのあるCDだ。昔どこかのHPでデネブレポートのキャラグラフィックを抜き出す方法を読んだことがあるが、音楽・音声・効果音もこのCDから抜き出すことが出来る。
 このCDには、拡張子ACM・ABSなどがある。仮にテキストやバイナリのビューアで観ればヘッダにAIFFの文字を見付ける事が出来るだろう。そうと決まれば話は早い。
 K.Minamida氏製作のAIFFPここからダウンロードしてみよう。READMEを読めばやるべきことはもう分かるはずだ。
 またCDの2トラック目からは通常のCDDAがある。こっちは、良くある方法でWAVに取り込む事が出来る。

 なお一つ忠告しておく。エンディング関係のディレクトリにACMファイルが大量にある。再生すれば、エンディング時の戦友との別れのシーンの音声が全ルート・全パターン分が何の苦労も無く聞けてしまう。トリスタン陛下の玉音すら聞けてしまうであろう事は簡単に想像できる。
 いつもCルートのプレイばかりなので、オクシオーヌって誰?とか、ザパンの声が聞きたいぐらいの気持ちで再生してしまってはオウガの製作者に対して失礼というものだ。

 ここは一つこらえて、Windowsの起動音を、下品なデフォルトの者からオバーチャーにするとか、エラーの音を断末魔にするとか、デニムの「姉さん!」の音声ファイルが、いったい幾つあるのだろうか調べて見るとかの、たわいもないレベルに留めるべきだろう。

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OGRE BATTLE 64

 初めはなぜ音楽が使い回しなのかと思ったが、ゲーム部分はなかなか面白かった。

 ただやり込んでいくと 使いすぎる「革命」という言葉や、民衆のセリフに違和感を感じた。
 暗黒道や冥いという単語での直接表現が多いわりには、ストーリーや台詞での人物描写が浅いというのも疑問。
 レギオンシステムも使えない。山がちな地形の多いこの戦場には不向き。
 操作性も、今一つ手になじまない。
 真のクライマックスであるユミルとの再会は、ぱさりぷぅ。
 人物描写が浅い。

 説教減らし、シナリオ厚くして、プレイヤーに考えさせる様にしていてくれればと思った。あまりにも直球すぎてオウガらしくない。

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番外

 FFT・・・。アルマ(アルファ)、ディリータ(デルタ)、ティータ(シータ)、ラムザ(ラムダ)、ふざけた名前という第一印象。
 タクティクスオウガのストーリーをなぞったような話。階級闘争が世界の命運をかけた悪魔との戦いにシフトして盛り上がる物語世界に比して、テンションの下がるプレイヤー。
 とりあえず解きました。ユーザインターフェイスやエフェクトで所々TOに勝っていますが、話の深みは到底及びません。
 オウガ制作者が、株式会社であるスクウェアに、移籍したことが残念です。
 松野氏の作った物語と、クエストの作ったゲーム。どちらが本当のオウガバトル・サーガの後継となるのでしょうか。

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